パンデミックの世界でITエンジニアが切り開く未来!

アイキャッチ ITエンジニア関連

現在、世界中でコロナウイルスが蔓延していますが、読者の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。ホント、外出しない日が続くと気分が滅入りますね。しかも当面収束の気配も無いのがまたしんどい。。。皆さん、ここはなんとか一緒に耐えていきましょう!

パンデミック

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テレワークの普及と生産性

さて、筆者はフリーランスエンジニアをしておりますが、常駐型の仕事を選んでいた筆者の仕事も例に洩れずテレワークが開始されました。ですので、現在はもっぱら自宅に籠りながら、チームメンバーの進捗管理も行いつつ、開発作業を進めております。会議ももちろんWEB上で行い、TeamsやZoomをよく利用しています(Zoomはセキュリティ面に脆弱性があるので、随時リリースされるパッチの適用は必須ですね)。

世間ではテレワークの採用で生産性が落ちることを問題視する人がいますが、作業内容と人に依存する部分が大きい感じがしています。個人的には、開発する分にはむしろ効率が良いです。

と言いますのも、往々にして職場は他の人に時間を奪われることがあります。とくにエンジニアは、自力で問題を解決できるスキルの高い人ほど寡黙なことが多い気がしています。これは頭をフルに働かせているため、自然にそうなってしまう面もあるのだと思います。逆にスキルの浅いエンジニアは大きく2種類に分かれますかね。。。次の章では、それら2つの困ったタイプを見ていこうと思います。

困ったエンジニアの特徴

1つ目のタイプは、自力ではほとんど調べずにデキる人になんでも聞き出そうとするタイプ。コミュニケーション能力は高い反面、技術力が無い人によく見られるタイプです。新卒などの若手は仕方がない面もあるのですが、中途半端な経験者はとくにタチが悪いですね。このタイプは饒舌であればあるほど質問をされる側の時間が奪われて大変になりがちです。しかも自分ではあまり仕事をしない分、ヒマを持て余しているので、余計な雑談も多くなる傾向があります。

2つ目のタイプは、質問をせずに抱え込んでしまうタイプです。質問することを恥ずかしかったり、相手の仕事を邪魔するのを遠慮してしまうことが主な理由ですが、蓋をあけてみると全く出来ていなかったということがしばしば起こります。ですので、こちらから積極的に細かなフォローをしてあげる必要があります。

どちらも困りものですが、前者は自分の都合に関わらず質問が来るので、そういう点では調整がしずらい分、余計に厄介ですね。ただ、これがテレワークになりますと、たとえ質問のメッセージが来たとしても、集中している時はしばしスルーすることができるので多少緩和することができます。

また、質問する側も文字にして書かないといけないため、「近くにいるから、ちょっと聞いちゃえ」ということが少なくなります。少し調べれば分かることや、同じ質問をしてくる人が減るだけでもテレワークのメリットは大きいような気がします。

テレワークで顕在化する成果の格差

さて、そうなると、どうなるか?ですが、
なんと、スキルの高い人と低い人の成果の差が、テレワークではいっそう顕著になるということです。おそろしや~(笑)

ちまたでは働かないベテランを指して「妖精さん」という蔑称がありますが、これがテレワークではあぶり出されるという問題が指摘されています。これと似たようなことがITエンジニアの世界でも起こりうるのです。

個人的にはたとえコロナウイルスが無かったとしても、ITの進歩により遅かれ早かれテレワークが徐々に増えることは予想していましたので、「思っていたよりも展開が早いな~」くらいにしか感じていませんが、社会が大きく変わるターニングポイントになるだけの可能性は秘めています。

テレワークで変わる社会の仕組み

そして、テレワークが普及することで、これまでの常識も変わっていきます。たとえば、個人は通勤時間が無くなり、浮いた時間を自由に使えることで余暇やクリエイティブなことに時間を使いやすくなります。

会社は社員全員をオフィスに置いておく必要が無くなるので、高いテナント料を払う必要がなくなり、社員に還元をしたり経営資源をもっと有効に使えるようになるかもしれません。もちろん多少はネットワーク環境を整備する費用がかかりますが、テナント料と比べれば大した額ではありませんよね。

それから、これまで以上に会社(組織)に所属する意識が薄れるため、社会の混乱が落ち着けば、新しい社会に合わせるように人の流動化も起こりうるのではないでしょうか。

空間移動

ITエンジニアには好機到来!?

これからは人が動かずとも社会や経済を今まで通り回し続けないといけない時代になるかと思います。そのための鍵となるのがやはりITであり、ITエンジニアです。この先の未来を明るいものに切り開いていくためにITエンジニアが担う役割は一層大きくなり、とてもやりがいのある仕事ではないでしょうか。

そして、一度動き出した社会の変化はそう簡単には止まりません。もしもテレワークがデメリットばかりならば、収束後にパンデミック以前の状態に戻ることも考えられますが、メリットを考えると完全には戻らないと思われます。

とりわけITエンジニアはネットワークさえ繋がれば、どこでも仕事ができる仕事です。もし同じ仕事内容で、同じ報酬、違いはテレワークの有無だけだったら、あなたはどちらの仕事を選ぶでしょうか?毎朝、満員の通勤電車に揺られて、眠い目をこすりながら出社する姿は既に前時代的な光景に変わりつつあります。(※職業柄そうせざるをえない人は除きます。)

我々は新しい時代をしっかりと見極めて、ワークライフ(*)を楽しんでいきたいですね!

*) ここで言う「ワークライフ」は、仕事が人生を充実させる一つの重要な要素と定義し、この用語を用いています。

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