どうも、Wekiです。
今回は久しぶりにIT関連の話題になります。
筆者はサラリーマンエンジニア経験が結構長かったのですが、昨年からフリーランスエンジニアとして活動していますので、今回はサラリーマンエンジニアと比べてフリーランスエンジニアのが有利と思える点について述べてみたいと思います。
もし、皆さんがフリーランスエンジニアに興味を持っていて、一歩踏み出すことを検討されているのでしたら、少なからずお役に立てるのではないかと思います。
まずは、ざっと箇条書きで書くと、ざっと頭に浮かんだだけでもこんなにありますね。
- 報酬が多い。
- 経費が使える。
- 案件を選べる。
- ハズレ案件から抜けやすい。
- 人間関係に悩むことが少ない。
- 副業ができる。
- 長期休暇が取りやすい。
- 休み方は自由。
もちろん社会的な信用などはサラリーマンエンジニアならではのメリットであり簡単には捨てがたいんですが、思った以上にフリーランスエンジニアのメリットが大きいことが、読んでいただければ分かるんじゃないかと思います。
それでは、順に見ていきますね。
- Contents -
報酬が多い
まずは皆さんも一番気になるんじゃないかと思う報酬面から見ていきたいと思います。
認知度No.1を標榜しているフリーランスエンジニアの案件紹介エージェントにおけるL社のエンジニアの平均年収は2018年7月の稼働実績で862万円だったそうです。
一部の高所得者が平均値を押し上げているかもしれないので、実質的な平均値はもう少し下がるとは思いますが、このエージェントは若手の登録も多いですし、フリーランスエンジニアの物差しとして測るにはある程度は参考になるんじゃないかと思います。
また、862万円を多いと思うか少ないと思うかは人それぞれだと思いますが、あくまで平均値です。
実力があれば、1000万円プレイヤーになるのは、そう難しくない数字なんじゃないでしょうかね。
ただし、1000万円を超えると消費税を払う必要が出てきますので、わずかに超えるくらいなら1000万円以下でも楽しめる案件を選んでも良いかもしれませんね。
※約1000万円以下であれば、フリーランスエンジニアの消費税は免除されています。
経費が使える
地味に影響が大きいのが経費です。
サラリーマン時代ならすべて小遣いから出ていた出費の一部を経費扱いにして、税金を減らすことができるのですから、使わないテはありませんね。
たとえば、参考書やオンライン教材は当然経費にできるため、サラリーマン時代よりも購入するかどうかで迷うことも少なくなりました。
ほかにも、タクシー代やコワーキングスペースの費用、同業の知人の飲み会なども経費にしています。
経費という選択肢が増えたことによって、仕事に対して戦略的なお金の使い方ができるようになったことも、個人的には大きな収穫です。
案件を選べる
これまたフリーランスにとって、非常に有利な点だと思うのですが、サラリーマンエンジニアと違って自分で案件を選ぶことができるのは大変魅力ですね。
サラリーマンだと、自社と取引のある企業に限られますし、やりたくもないフェーズを任されることもあります。場合によっては、炎上プロジェクトの支援に行かされることもありますよね。
それがフリーランスであれば、企業もフェーズもプロジェクトの状況も加味し、総合的に判断して応募すればいいだけです。
朝が苦手であればフレックスの案件から探せばいいですし、残業が嫌いであれば、残業の無い(or 少ない)案件を探せばいいですね。
手を動かすのが好きな人であれば、プログラマーやアーキテクトで応募すればいいですし、逆にマネジメントに長けているなら、プロジェクトマネージャーやリーダーの案件に応募すればいいですね。
自分の一番得意なポジションや役割で仕事ができるため実力を発揮しやすく、また得意分野でキャリアを積むことにより一層のスキルアップが図れます。
このような点でも「案件を選べる」というメリットは非常に大きな要素です。
ハズレ案件から抜けやすい
長年、IT業界で働いている人なら、一度や二度は炎上プロジェクトに当たったことがあるのではないでしょうか。
また炎上していなくても、嫌なプロジェクトというのは有るものですよね。
そのような現場から抜けるためには、サラリーマンエンジニアだと上司に相談が必要ですし、上司命令で我慢させられることもよくあります。そうして腐ったり病んでいくエンジニアが多いです。
それがフリーランスエンジニアであれば、契約に定められた期間は続ける必要がありますが、その後の離任を自分で決めることができます。だいたい3ヶ月前後の契約が多いでしょうか。
この「いつでも抜けられる」という点は、仕事をする上で大きな安心感となり、IT業界に比較的多い「うつ病」になるリスクも少ないと思います。
人間関係に悩むことが減る
これも結構重要な要素だと思うのですが、時に仕事で一番きついのは、仕事量や仕事内容以上に人間関係ということがあるのではないでしょうか。
自分自身のスキル不足であれば、勉強すれば補うことができますが、人間関係は相手があることなので、そういうわけにはいきません。
嫌な上司がいたり、トラブルばかり起こす部下、同じポジションの社員と激しい出世競争があったりなど、挙げればキリがないくらい、あちこちに人間関係にまつわる地雷が埋まってます。
筆者は以前、300名前後の比較的小規模の会社に入社していましたが、規模の割にとかく派閥争いの激しい会社でしたので、正直うんざりでした。
そんなストレスフルなサラリーマンエンジニアと違って、フリーランスエンジニアはずいぶん気楽なもんです。
当たり前のビジネスマナーを守って普通に仕事をしていれば、契約通りの報酬を貰うことができます。
こういう立場で仕事をしてみると、サラリーマンエンジニアの出世競争や派閥争いが、なんてバカげたことで無駄な時間を割かれていたのかと感じてしまう次第です。
さらに言えば、フリーランスエンジニアはサラリーマンエンジニアにとっては出世争いの対象にならないし、企業側もプロジェクトを成功させたいので、実力があればプロジェクト内の重要なポジションを任されることも多いです。
私もフリーランスエンジニアになる少し前までは、「フリーランスエンジニアって、コキ使われたり、下っ端の仕事を任されるんじゃないの?」と言う印象がありましたが、それは誤解か、実力が無い人の言い訳だと今は思っています。
副業ができる
世間では副業解禁が強く叫ばれていますが、思ったほど一般企業に浸透していないように思われます。
政府がいくら声高に叫んでも、企業側からしたら本業に影響が出ることを懸念して、なかなか踏み出せないでいるのが実情じゃないでしょうか。
正直、筆者としましては、なんでプライベートの時間まで会社に束縛されなきゃならないのか、さっぱり理解できません。常識的に見て、おかしくないですかね?
昭和時代の日本のサラリーマンならば、皆が同じ境遇の中で働いていたので感覚が麻痺していて、社畜と呼ばれるのも無理のない従順さがあったのだかもしれませんが、今は違います。
個人が長くイキイキと働くために、プライベートまで束縛される悪しき慣習は、今すぐに改めるべきだと思いますね。
自分が選んで進んだ本業の仕事を疎かにすることは、むしろマイナスになるので避けたいですが、副業をやるだけのバイタリティーのある方は、おかしな制約をかけずにやりましょう!と強く思います。
休暇取得の自由度が高い
次に、フリーランスエンジニアの休暇について述べてみたいと思います。
フリーランスエンジニアはサラリーマンエンジニアと違って有給休暇がありません。
これは一般的に言えばデメリットですが、個人的にはそう思いません。
なぜなら、有給休暇も結局はその分の費用が給料から差し引かれているし、会社によっては自由に消化できないからです。
かくいう筆者のいた会社も有給すべてを取り切るのは実質的に不可能でしたし、ストックの上限である40日を超える分は毎年消滅していました。
これなら、契約によって時間制限無しや時間制限があっても、その範囲内であれば休暇を自由に取れるフリーランスエンジニアのほうが自由度が高いです。
たとえば、毎週金曜の午後は休みにして習い事に通ったり、プロジェクトの合間に長期休暇を取ることも可能です。たとえ休み過ぎて、その月の報酬が減っても自業自得なので不満はありません。
「選択肢が増える=可能性が広がる」とも思えますし、自由度の高さは自分らしい毎日を送るために大事な要素ではないでしょうか。
さいごに。
フリーランスエンジニアの有利な点を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
おそらく多少なりともメリットを感じていただけたのではないかと思います。
もちろん万人に向いているわけではありません。
ある程度のやる気は必要かと思います。
ただ、待っていても良いことなんて起こりません。
待っているだけでも良いことがあるのは、子どものうちだけだと思っています。
行動しない大人に待っているのは、悲しいかな、だいたいネガティブな出来事ばかりじゃないでしょうか。
逃げる行動ではマイナスですが、そうでなければ、正しく動いた人には良い変化が起こります。
そして動いた先には、一回り成長した新しい自分が見えてくるかもしれませんね。

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