ITエンジニアを目指す5つの方法を徹底比較!

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ITエンジニアの需要の多さと供給の少なさ

皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれませんが、IT業界では将来的にIT人材が大幅に不足するという話題がよく聞かれますね。

たとえば、下記の経済産業省の資料に記載されている供給動向の予測を見ますと、今後数年で明らかにIT人材の供給が急減することが見えてきます。

 

IT人材の供給動向の予測と平均年齢の推移

出典:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果 ~報告書概要版~」(平成28年6月10日)

 
また更に、IT人材の不足規模では2019年現在でも2割以上が不足している状態であり、これが2030年になると約4割が不足するという予測が出されています。

IT人材の不足規模に関する予測

出典:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果 ~報告書概要版~」(平成28年6月10日)

 
このようにIT人材は年々需要が高まる職業であり、これからITエンジニアを目指す方には、ちょうど良いタイミングと言えるのではないでしょうか。

ITエンジニアを目指す5つの方法

当記事では、未経験でITエンジニアを目指す社会人やフリーターの方を対象にしています。

転職を目的に1年以上も通う必要がある専門学校や大学に行く方は少ないと思いますので、専門学校と大学(短大含む)は割愛しました。

比較的短期間でITエンジニアになる方法としては、以下の5つが考えられますが、それぞれメリット・デメリットがありますので、一つずつ見ていきたいと思います。

ちなみに、無料スクールがある中で有料スクールに行くことは一見すると損に思えますが、やはり学べる内容の質が違いますし、よりよい会社に就職できる可能性が高まります。

それにITエンジニアになって働くと、よほどのブラック企業でなければ数十万の授業料を取り戻すことは容易ですので、検討してみる価値は十分にあると思います。

悩んでいるようでしたら、無料体験だけでも参加されてみることをおすすめします。

未経験からITエンジニアなる5つの方法
①通学型のプログラミングスクールを受講してから転職する
②オンライン型のプログラミングスクールを受講してから転職する
③無料のプログラミングスクールを受講してから転職する
④独学でプログラミングを学んでから転職する
⑤何も準備してないが、とにかく求人に応募する

【方法1】通学型のプログラミングスクールを受講してから転職する

通学型のプログラミングスクール(有料)に通ってから転職する方法になります。

この方法は費用がかかりますが、5つの方法の中で一番確実と思われる方法です。

スクール側もお金を頂いて運営している以上、常に良い評判をキープする必要があるので、真剣に運営されているところがほとんどです。

個人的にも実務レベルのITエンジニアになるには、最低3ヶ月はみっちり学習する必要があると思うため、時間がかかるようでいて、実はITエンジニアになるには一番早い方法と言えるんじゃないかと思います。

※下記は3ヶ月以上のコースを受講した場合を想定。

コストメリット ★☆☆☆☆
スキル習得レベル ★★★★★
転職までのスピード ★★★☆☆
転職成功率 ★★★★☆
有名企業への転職 ★★★☆☆ スキル次第では超有名企業への内定可能性も。
独自評価点 16点

【方法2】オンライン型のプログラミングスクールを受講してから転職する

オンラインで受講するプログラミンスクール(有料)で学んでから転職する方法です。

転職やスキル習得は通学型と肩を並べる高水準ですが、オンラインならではのメリット・デメリットがありますので、それを理解した上での受講が必要です。

通学と違って移動しなくて済み、自分の好きな時間に学習できることは大きなメリットである反面、そのぶん学習を継続する強い意志が必要になります。

挫折しやすいと言われるプログラミング学習においては、継続できるかどうかにも注意しておきたいところです。

※下記は3ヶ月以上のコースを受講した場合を想定。

コストメリット ★★☆☆☆
スキル習得レベル ★★★★☆
転職までのスピード ★★★☆☆
転職成功率 ★★★★☆
有名企業への転職 ★★★☆☆ スキル次第では超有名企業への内定可能性も。
独自評価点 16点

【方法3】無料のプログラミングスクールを受講してから転職する

紹介先企業への転職を前提に、無料で受けられるプログラミングスクールに通って転職する方法です。

転職先の企業選びにあまり贅沢は言えなくなりますが、とにかく出費を抑えてIT業界に転職したい方には、良いのではないでしょうか。

受講期間は1~3ヶ月前後といった感じですが、例えば1ヶ月のスクールだと、当然実務レベルの知識は身に付かないので、足りない知識はいわゆるOJTと言う形で、現場の仕事を通して学んでいくのが一般的です。

それゆえ、仮に1ヶ月で転職できたとしても、その分仕事のスタート時に覚えることが多すぎて、大変になる場合もあることに注意しておきたいところです。

最近では無料スクールの中でも、数ヶ月間受けられて、且つ有料スクール並みに実践的な内容で教えてくれるところも出てきてますので、そういうスクールは狙い目かもしれませんね。

コストメリット ★★★★☆ 通学の電車賃や昼食代などのお金は必要。
スキル習得レベル ★★☆☆☆
転職までのスピード ★★★★☆ 最短1ヶ月のスクールもあり
転職成功率 ★★★★☆
有名企業への転職 ★★☆☆☆
独自評価点 16点

【方法4】独学でプログラミングを学んでから転職する

参考書を何冊か買って学習したり、Progateなどのオンライン学習サービスで学んでから転職する方法です。

少ない出費で自分のペースで学んでいける点は大きなメリットである反面、実務レベルのスキルを身に付けるには自分自身で学ぶテーマの目利きが必要ですし、分からない点は自分で調べないといけないため、時間がかかり、遠回りになることがとても多いです。

例えば、PythonやRuby、PHP、Javaなどの言語をいずれか1つ習ったところで、実際にはそれだけでは仕事になりません。

最低限の環境周りの知識も必要ですし、HTMLやCSS、JavaScriptなどの他の言語の知識も必要なことがよくあります。

はじめのうちは分からないことばかりで、嫌になり挫折してしまう人も多いのです。

独学はあまりオススメできないというのが正直な気持ちですが、強い意志のある方ならアリだと思います。

コストメリット ★★★★☆
スキル習得レベル ★★☆☆☆
転職までのスピード ★★☆☆☆
転職成功率 ★★☆☆☆
有名企業への転職 ★☆☆☆☆
独自評価点 11点

【方法5】何も準備してないが、とにかく求人に応募する

とにかく当たって砕けろ!さっそく求人に応募してみよう!という体育会系のノリでいく方法です(笑)

未経験OKの会社は待遇があまり良くないところが多いのですが、採用される可能性はゼロではありません。

たとえば、高学歴だったり、理系卒で学生の時にプログラミングを組んでいたような方なら、比較的早い段階で内定は貰えそうですが、優良企業からの内定までは困難でしょう。

それであるならば、前述の4つの方法の中から転職した方が良い企業に転職できそうですし、長い人生においては経歴も大事ですのでメリットは大きいのではないでしょうか。

コストメリット ★★★★★
スキル習得レベル ★☆☆☆☆
転職までのスピード ★★☆☆☆ 長期化する。但し、ポテンシャル採用の可能性アリ。
転職成功率 ★☆☆☆☆
有名企業への転職 ★☆☆☆☆
独自評価点 10点

日本のIT産業は次の時代へ

以上、5つの方法について見てきましたが、独自評価点はあくまでも転職に向けての点数ですので、転職後は優良企業に転職できたかどうかで、収入や待遇が変わってくる点も念頭に入れておきたいところです。

その観点で見ると、やはり時間とお金をかけたほうが良い結果が得られる可能性も高くなります。

とは言え、まずはIT業界に入ってしまって、そこから転職でステップアップすることもできますので、現在の自分にとってベストと思える方法で良いという考えもあります。

筆者自身は大学は文系で、しかも新卒で入った会社は営業でしたので、おそらくこの記事を読んでくださっている皆さんと似たような境遇でした。

そこからITエンジニアに転向したのですが、勇気を出して最初の一歩を踏み出せば、大概のことは何とかなってしまうものです。

とくに今のIT業界はチャンスですので、興味のある方は是非ともIT業界の門戸を叩いてみてはいかがでしょうか。

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